AWSにてEBSスナップショットからボリュームを復元して、EC2へアタッチし、OS(Linux)上でボリュームをマウントするところまでをやってみたので手順を紹介します。
なお、こちらで紹介する手順はルートボリュームのリストアではありません。復元したボリュームを既存インスタンスのOS上にマウントしているだけです。そのためEC2インスタンスを停止する必要はありません。
【作業手順】
■ スナップショットからボリュームを作成
1. すべてのサービスからEC2を選択し、左側のメニューより【Elastic Block Store】-【スナップショット】をクリックする。
2. 復元したいスナップショットを選択し、【アクション】-【ボリュームの作成】をクリックする。


スナップショットの取得方法についてはこちらのページを参照

EBSのスナップショットを取得
【EBSスナップショットの概要】
・スナップショットは、EBSボリュームの特定時点のデータをS3に保存する機能
・ただしS3といっても、保存先はユーザがアクセスできるバケットではない
・ボリュームサイズのうち実使用領域を圧縮して保...
3. ボリュームタイプ、サイズ、アベイラビリティーゾーンを選択し、【ボリュームの作成】をクリックする。
※アタッチしたいEC2インスタンスと同じアベイラビリティーゾーンを選択してください
※タグは任意で設定してください


4. 【閉じる】をクリックする。

5. 左側のメニューより【Elastic Block Store】-【ボリューム】をクリックし、ボリュームが作成されて、[状態]がavailableと表示されていることを確認する。
※[状態]がcreatingと表示されている場合は、少し待って右上の更新アイコンをクリックしてください。
■ 復元したボリュームをEC2へアタッチする
6. 先ほど作成したボリュームを選択し、【アクション】-【ボリュームのアタッチ】をクリックする。

7. アタッチしたいインスタンスを選択する。デバイスはデフォルトで入力されている値のままでよいです。
※デバイスをメモしておいてください。あとで使用します。

8. 【アタッチ】をクリックし、[状態]が in-useに変わったことを確認する。
■ 復元したボリュームをマウントする
9. 先ほどボリュームをアタッチしたEC2インスタンスにログインする。
10. マウントするためのディレクトリを作成する。
1 |
sudo mkdir /mnt/restore-data |
11. 新しいボリュームを、作成したディレクトリにマウントする。
1 |
sudo mount /dev/sdg /mnt/restore-data |
※/dev/sdgの部分は、手順7の時のデバイス名になります。
※スナップショットから復元したボリュームは、ファイルシステムでフォーマットする必要はありません。スナップショット作成時にすでにフォーマットされているためです。
※手順3でボリュームのサイズに大きな容量を指定したとしても、OS上に復元したファイルシステムのサイズはスナップショット取得時のサイズになっています。ボリュームの空き容量を使用するためには、resize2fsコマンドでファイルシステムの拡張が必要です。
コメント