WASのエディションと基本的な構成パターン

【WASのエディション】

エディション 説明
WAS Base WAS BaseはJava EEを稼動させるための基本的な機能を備えたエディション
WAS ND ND(Network Deployment)はアプリケーションを複数のマシン上で実行する環境を提供することを目的としたエディション
WAS Liberty Core 軽量で低コストのLibertyプロファイルベースのエディション
WAS Family WAS Base、WAS ND、WAS Liberty Coreを自由に組み合わせて利用できる
WAS for z/OS z/OS上で稼働するエディション

 
また、WAS V8.5から、Libertyという新しいランタイムが追加されており、WAS V9.0では新しいランタイムはWAS Liberty、以前からのランタイムはWAS traditionalと呼ばれている。
 
・WAS Liberty
軽量で高速。短時間で導入と構成ができ、起動も早い。また高度にモジュール化されており、開発者の利用も容易
 
・WAS traditional
以前からの互換性重視のランタイム。古いJava EEを使用したりしている既存のアプリケーションを実行したい場合はこちらを使用する。またWAS Libertyでは管理の概念や、プロセスやログなども大きく変更されているため、既存の運用の仕組みを変えたくない場合もこちらのランタイムにする必要がある。
 

※WAS V8.5まで提供されていたExpressエディションと、開発者向けのDevelopersはWAS V9.0から提供されなくなった。
※WAS Baseは開発用に無償で利用できる。
 
 
【WASの基本的な構成パターン】
①WAS Baseシングルサーバ構成

 WAS Base1台のシングル構成。フェールオーバー機能はなく最もシンプルな構成。
 
 
②WAS Baseシンプル・フェールオーバー構成

WAS Baseのシングルサーバを2台並べて負荷分散装置でリクエストを割り振る形。Webサーバからアプリケーションサーバへのたすき掛けはしない構成にもできる。管理コンソールはアプリケーションサーバ上で稼働しており、ノードごとに別々の管理となるため、WASの構成変更やアプリケーションの導入作業などはノードの数だけ繰り返して実施する必要がある。
 
 
③WAS NDの構成

WAS NDの複数台構成ではND(ノードエージェント)とDM(デプロイメントマネージャー)がコンポーネントとして加わる。DMはセルの管理を行うJVMで、管理コンソールはDM上で稼働する。管理者は管理コンソールにてDMに接続し、サーバの構成を定義したりアプリケーションをデプロイしたりできる。するとDM上の構成ファイルにいったん保存された後、対象ノードに情報が同期される。そのためWAS Baseとは違い、複数ノードあっても変更作業は1回で済む。また、DMに障害が起きた場合でもアプリケーションサーバは処理を継続することができる。(ただし、管理コンソールでの作業は不可)NDはDMからの要求をアプリケーションサーバに伝達する。
 
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