運用する際に大事なのがリソースデータの監視です。
サーバのリソースデータとは主にCPU使用率、メモリ使用率、ファイルシステム使用率のことです。
これらの使用率を知るためのコマンドをまとめてみました。
【CPU】
topas ←リアルタイムで見るならこれが一番。使用方法はこちらが分かりやすい。
http://it-memo.info/?p=1455
sar -P ALL 5 10 ← CPU1個単位の使用率の表示。5秒間隔で10回。
sar -u 5 10 ← CPU合計の使用率の表示。左記は5秒間隔で10回データ取得の場合
vmstat -n -t 5 10 ← メモリーとCPUの使用状況を表示。左記は5秒間隔で10回データ取得の場合
-n ヘッダー出力を1回だけ
-t 出力結果にタイムスタンプを付与
uptime ← ロードバランサーの値を取得
iostat ← 入出力機能のデータ取得
ps aux
%CPU CPUの占有率
%MEM 実メモリの占有率
SIZE 仮想分も含めた使用サイズ(単位:KB)
RSS 実メモリ上の使用サイズ(単位:KB)
【メモリー】
topas ←再び登場。リアルタイムの確認ならこれ。上記のURL参照。
vmstat -n 5 ←再び登場。5秒間隔でデータを表示し続ける。-nはヘッダーの表示が1度だけになる。
svmon -G -i 3 5 ←3秒間隔で5回。-G グローバルレポート(システム全体) -i インターバル指定。(表示は4KB単位)
ps aux
%CPU CPUの占有率
%MEM 実メモリの占有率
SIZE 仮想分も含めた使用サイズ(単位:KB)
RSS 実メモリ上の使用サイズ(単位:KB)
prtconf
【ファイルシステム】
df -m ← -mはMB単位にする。
【ディスクIO】
iostat -d -x -t -p ALL -y 15 480 ← 15秒間隔で480回
-d デバイス使用率のみを出力
-x 拡張ディスク統計情報を出力
-t 計測した時間も出力
-p デバイスの指定
-y 繰り返し表示の際に、最初に表示されるシステム起動時からの統計情報を省略する
【AIXならnmonが使える】
サーバでnmonコマンドでデータ収集してきて、nmon analyserっていうツールにとってきたデータを取り込むだけで全部グラフ化してくれるやつです。
詳細はこちら
http://it-memo.info/?p=1438
(コマンド例)
nmon -fT -s (秒) -c (回数)
↑ (秒)間隔で(回数)回データを取得する。
アウトプットはカレントに、(ホスト名)_YYMMDD_HHMM.nmonができる。
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